店主ノート
悲しくも笑える話し 2
2013年04月10日(水) 9:09
4月10日 3:13
まずは昨日の話しの続きをします。
B子は恥ずかしそうに僕を見ながら
「ようじありますか?」
僕はその言葉を待っていた。
心の中では嬉しくて涙が出て止まらない
「その涙を拭きなよと」ハンカチをそっと渡してくれたのは。
ケンタッキーのサンダースおじさん。
そして僕は嬉し涙を拭きながら、ポーカーフェイスで
「ありませんよ」とB子の目をしっかり見ながら言いました。
それを聞いたB子は幸せそうな笑顔でA子を見ながら
「ようじないんだって〜」とのろけて言ってる。
今度はA子が僕に再確認するかのように
「本当にようじないんですか〜?」と聞きました。
ここもポーカーフェイスでA子の目を見ながら「用事はないですよ」と
それを聞いた二人はニコニコしながら、
「本当にようじがないんですか〜?」と
もうここまで来たら、頭の中では「B子と二人っきりになるにはどうすれば良いんだろ、A子は邪魔だな、車(通勤)でファミレスかな、財布にお金がいくら入ってたかな〜」と考えながら
「本当に用事はないですよ」と
それを聞いた二人は笑いながら同時に
「つまようじがないんですか〜」と言った後の彼女達の顔は
「ば〜か、引っ掛かってやがんの」と悪女の顔でした。
僕は3秒ほど秒殺されました。
全てはこの一瞬の為に彼女達は演技をしてたんです。
気付いたら、キューピット・ギラギラ狼・サンタクロース・サンダースおじさん達は「あちゃ〜、やちゃた〜」と顔に手をあててました。
でも、僕はボロボロになった自分を奮い起こして平常心で
「あっつまようじですね。すいません。ただいま、お持ちします」と
ひきつった笑顔で言いました。
そして彼女達につまようじを持って行きました。
とにかく彼女達はボロボロになった僕を見て笑ってるはず。
だから、「平常心を保っていろ」と自分に言い聞かせてました。
でも、平常心はそんなに長くは続かないです。
彼女達は閉店まで僕を見てるはず。
「もう、限界だ」と思った僕は店長に
「店長、何か腹の調子が悪いので裏で休んで良いですか?」と
店長は「大丈夫か?顔が真っ青だぞ、休んでな」と言ってくれました。
彼女達が帰るまでズッーと裏に居ましたよ。
みんな(キューピット・ギラギラ狼・サンタ・カーネル)に慰められてました。
次ぎの日、店長に
「各テーブルにつまようじを置いた方が良いと思います」と言いました。
これが悲しくも笑える話しです。
と普通なら、ここで終わる話しなんですけど実は続きがあるんです。
それから、5年後にススキノを歩いてたら友達とバッタリ会って一緒に居た彼女を紹介されたんだけど
何とB子でした。
彼女は僕を忘れてました。
でも、僕は悪女を忘れない。
招待されなかったので結婚式には出席はしなかったけど
風の噂だと2年後に離婚したと聞いた。
当然だろうな(笑)。
昨日は作家N氏とMさん、Nさん、N社長、そして最後に釣り師T氏3名が来てくれました。
スタッフはK姉さんとMちゃんです。
作家N氏が「大将、ブログを読んだよ、長くて小説家みたいでしょ」と言ったら
カウンターで洗い物をしてたK姉さんが
「すいません、誤字、脱字が多くて」と
確かにその通り(笑)
N氏は行者ニンニクを食べて更にパワーUPしてました。
Nさんもイカと行者ニンニク炒め(写)を食べてました。
行者ニンニクは普通のニンニクより匂いが強烈ですよ。
そうそう、忘れてました。結局、その年のクリスマスはまた一人でケンタッキーをヤケ食いしながら、牛乳をがぶがぶ飲みでした。
コメントを投稿