店主ノート
ジンギスカン その2
2016年08月31日(水) 10:36
8月31日 9時21分
参りましたねー!台風の影響で魚介類の仕入れが厳しくトホホ…です。
さてさて、ジンギスカンその2です。
前回のその1を読んでないと話しが見えないので要注意ですよ。
☆下宿先は日曜祝日が三食でなく、その日が僕のジンギスカン日なんです。
普通なら下宿先の台所を借りて食べたいとこなんですけど…、それだと嫌味ぽいのでやめてどうしたかと言うとすぐ近くに空知川がありまして、そこの河川敷に行って1人ジンギスカンをしてました。
当時は今みたく網とかジンギスカン鍋が売ってなく、まして田舎なので尚更売ってなくお金もないので炭も買えない。
どうしたかと言うと炭の変わりにその辺に落ちてる枯れ木を拾って、鍋か網の変わりは前の日から拾っといた錆びた鉄板を洗って使ってました。肉が少し錆びの味がしてましたけど…笑
冬はどうしたかって?
冬は自分の部屋(4畳半)でポータブルストーブの上でアルミホイルを何枚も重ねて四角い鉄板を作り、それで焼くんですけど火力が弱く火はMAXにしないと焼けないし
当時はホットプレートやカセットコンロを持ってなかったんですよ。
食べたあとは2日間くらい部屋の中はジンギスカン臭くおまけにベットの布団も臭いんです。
それでもジンギスカンが食べたかったんです!
☆下宿でのジンギスカンの日はだいたいわかるんです。
どうしてかと言うと3日前位から朝晩のおかずが一品少なかったり、量が少なかったりと兆候があるんです。
そして予想が当たるんですけど、どのようにジンギスカンを食べさせるかとゆうと
まず、食卓テーブルにホットプレートが二台用意されていて、その横に一人前ずつ肉と野菜が盛られてラップに包んで並んでるわけで
それを早い者順に食べていくんですけど
当時はご飯が食べれるようになったら、各部屋に付いてるブザーで教えてくれるんです。
僕はいつも腹が減って飢えていたんです。
そりゃそうです。食べざかりの若者でしたし
高校時代は弁当なわけで下宿先は500円を払ってくれたら、弁当を作ってくれたんですけどお金がもったいなく、今みたくコンビニがあるわけでもなく、学校の売店にはパンくらいしか売ってなくお金がもったいないし
パンでは腹一杯にならなくかえって物足りないくなるので昼は各クラスを回っておこぼれをもらって、それでも空腹の時は水を飲んで腹一杯にしてました。
そんな僕は18時くらいになると早くブザーが鳴らないかなとブザーを眺めてるんです。
それがジンギスカンの日だったら、尚更です。1分が10分くらい長く感じましたよ。
ブザーが鳴るとここからが僕の戦いのはじまりです。
当時は一番乗りは僕だったんです、食卓テーブルに行くとジンギスカンの皿が10人前くらい並んでるんです。
その中から少しでも肉の多い皿を選ぶんですけど…、次の人がいつ来るかわからないので
一瞬のうちに判断して選ばないといけないんですけどなんせラップをしてるし、一つ一つ皿をもってじっくり見るわけにもいかないし
とにかく、皿を動かさないであらゆる角度から見極めるんです。ご飯をゆっくり盛りながら各皿をジッーと見たり、味噌汁をゆっくり盛りながらジッーとみたりして、最終的にコレが一番肉が多い!ですよ。
そこに他の人が来たら、その人が選んだ皿の肉の量が気になってチラ見の連続でした。
でも、この苦労も3ヶ月後には無駄なことがわかったんです。
ある日、ご飯前に新聞を見に食堂に行ったら
おばさんは肉を計ってたんです。
それを知った僕は今度は赤身と脂身のバランスの良いのを選ぶようになりました(笑)
あっ!すいません。伝票整理があるのでここまでにしておきます。
あと、その4くらいまではあると思います。
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