店主ノート

10年史 その5 (復活)

2019年10月27日(日) 9:15

10月27日 7時28分

週末の金曜日はまぁまぁ、昨日は一瞬が凄かったなー

それでは10年史の続きを

3日後に復活を決意しました。

決めたら、行動は早いです。

直ぐに不動産屋に連絡をしての自分でも歩いて探しましたよ。

でも、時期が悪かった12月を目の前にしてるので空き店舗が少ない。

そりゃ、そうだ。不動産屋の言うとり『春頃になったら、空き店舗が多くなりますよ。12月を稼いで経営不振な店は閉店します。』

僕もそうします。

だからなのか、見る店が席数が少ない(家賃は安いけど大人数や宴会が出来ない。)か席数が多い(家賃は高いし、そんなに来てもらえるだらうか)の極端な店ばかりでした。

僕が探してる店は25〜30席これが経費的にも席数も丁度良い。

6件くらい見ましたよ。

やっぱり、来年の春くらいになるのかなー

参ったなー、12月の忘年会シーズンには間に合わないのか。

今なんだよな!来年になったらどこまでお客様が来てもらえるだろうか…

それと2件から新しく就職するお誘いもあるし。

決意が揺らいでくる。

そんなことを考え思いながら運命の日が来ました。

確か12日頃にまた店を不動産屋の紹介で2件見に行きました。

でも、条件に合わなく違う。

さすがに不動産屋も紹介する店はなく、困ってました。

今でもハッキリと覚えてます。

時間は17時頃です。もう、外は暗く雪がパラパラと降ってました。

寒かったなー、道路で立ち話しです。営業マンの人が『もう、ないです、でも、もう一軒だけ見ませんか?ただ、元中華屋なんです。』

それを聞いた僕は『中華屋!寿司屋とか小料理屋ならわかるけど中華屋かー』

席数とか立地とかの問題でなく店内は中華屋っぽくなってるはず、

それを居酒屋の店内にするにはお金がかかる。見る時間がもったいないし寒いし。もう、諦めかけてる自分がいたんだろうな。

でも、不思議なことに空から雪が降って頭に落ちてくるように

空から、『見るだけ、見れば近いんだし。』と頭の中に入って来ました。

見に行きましたよ。どうせ中華屋だよなーと思いながら、外観はそれほど中華屋っぽくないなー、店内が問題だよ、店に入ったら全然中華屋っぽくない!むしろ居酒屋でもいける!デーブルにラーメン丼が山積みになってるぐらい。

でも、さすがに厨房は中華屋でしたけど処分すれば良い。

居抜きだから、調理器具やら冷蔵庫もあるし使えそうな食器もある。

あとの問題点は家賃と40席

家賃が少し高い、席数が少し多いし、迷うなー、迷うなー。

不動産屋からも『明日、別の人が見に来るので明日までは佐藤さんを優先しますけど明後日になったら早い者勝ちです。』

それを聴いての家での帰り道

車を運転しながら『家賃が払えなかったらどうしよう、そんなにお客様が来なかったらどうしよう、来年にするかな、復活をやめて誘いのあるどっちかに就職するかな…』といろいろと思いながら家に着きました。

ここからは皆さんには今まで話しをしたことないことです。

なんでこんなに不安になり、悩やみ悩んでいた僕が今の店を選んだか?

それは家に着いたら、お見舞い金が送られて来てました。

その一通がS子からでした。

ここでS子の話しをします。

S子は僕の同級生です。

中学は2年間おんなじクラスで高校はおんなじでしたけど3年間クラスは別でした。

必ずクラスに一人は居ませんか?

同じ年齢なのに妙に大人っぽくて艶っぽい女性。

そう、S子はそんな感じの女性でした。

S子とはプリンス会館の時に同窓会に来てくれ32年ぶりに会いました。

そのS子にお礼の電話をかけました。話しをしてるうちに不安で悩んでることを少し話すと彼女は

『私だって借金だらけだけど何とかなるもんだよー』とそれを聴いた僕は不安が消えさり、背中を押されたでしょうね。

あの店で復活をしよう!

彼女も自営業なので深みがある言葉でした。

あの日、彼女にお礼の電話をしなく、仮にしても彼女とそこまでの話しをしなかったら

たぶん、迷って迷って、結局は不動産屋に『まだ、迷ってるんだよねー』で終わり、どこかでバイトしながら店を探して来年の春か復活をやめて就職でした。

S子の言葉がなかったら

今日のやっとこの存在はなかったと思います。

余談ですけどS子には中学の時にもある言葉で僕を自信と覚醒させてます。

気になる方はこっそり教えます。

 

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